痛恨連敗でM消滅…巨人“左投手アレルギー”データでも顕著

公開日: 更新日:

 巨人は1日の阪神戦で散発4安打。零封負けで連敗となった。2位DeNAが広島に勝ったため、「16」としていた優勝マジックが消滅した。

 上半身のコンディション不良のため、4月28日以来の登板となった阪神先発・岩貞に、巨人打線は6回3安打と手も足も出ず。今季14勝8敗と大きく勝ち越している阪神に痛い連敗となった。巨人には左投手をぶつけろ――。最近、他球団にはこんな合言葉があるという。勝った初戦にしても、阪神の先発左腕・高橋遥から7回で2得点。土をつけたとはいえ、6三振を食らっていた。

 2カード前のDeNAとの3連戦では東、石田、今永と先発左腕3枚をぶつけられ、1勝2敗と負け越し。某球団スコアラーによると、今季の巨人は左投手を苦にする顕著なデータがあるという。

 今季の52敗のうち、左投手が先発した試合は29敗、右投手の試合は23敗。特に主力に「左アレルギー」の傾向がある。

 この日1番の亀井の打率は対右.330、対左.195。3番の丸も.314、.280。右打者である4番の岡本も.288、.231と左投手の方が分が悪い。スタメンマスクで7番に入った大城も.287、.211。左腕に対して.330と打ち込んでいるのは坂本勇くらいなのだ。ここのところ広島を除く他球団は、巨人との3連戦で左腕を2試合先発させるケースが増えている。DeNAだけでなく、巨人戦に大きく負け越している阪神、中日ヤクルトの下位球団も「左腕」で巨人に一矢を報いようとしているのだ。

 マジックが消え、DeNAに4ゲーム差に迫られた巨人の原監督は「左腕に抑えられている? いい投手なんだろうけど、対策を立てないといけない」と表情を曇らせた。このまま逃げ切るためには、執拗にぶつけられるであろう左投手の攻略が必要不可欠である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状