スポーツ界相次ぐ醜聞 崩れ始めた「クリーン・ジャパン」

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 さらに津田氏は続ける。

「おかしいと言えば、山下泰裕会長(62)体制になった日本オリンピック委員会(JOC)もそうです。これまで報道陣に公開していた理事会を8月に非公開にすると決めた。常務理事会後に行っていた記者説明もやめることになった。マスコミを閉めだしての密室で何を話し合うというのか。時代に逆行しているだけでなく、政治色を帯びた団体に成り下がった印象を受けます。スポーツ界の処分の甘さもそうですが、この件に関してもマスコミはもっと追及するべきです」

 そのJOCは13年4月、日本スポーツ協会や全国高校体育連盟など5団体との連名で「暴力行為根絶」を宣言した。にもかかわらず、現場では今も暴力事件が頻繁に起きている。

 去る3日にも、大相撲の十両貴ノ富士(22)が、付け人を殴ったことが明るみに出たが、これが2度目。かつての親方・貴乃花(47)は、弟子を放り出し昨年廃業。「平成の大横綱」のトンズラ劇に相撲界はア然としたものだ。

■国内に蔓延する軍隊的アマチュアリズム

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