パラグアイ戦快勝の裏で火花散らす「日本代表10番」争奪戦

公開日: 更新日:

 森保一監督率いる日本代表(FIFA世界ランク33位)が、5日のキリンチャレンジカップでパラグアイ(同39位)に2―0で快勝した。

「前半で特に際立ったのが、トップのFW大迫勇也とトップ下のMF南野拓実、左MFの中島翔哉のコンビネーションの妙です。高い連動性でパラグアイ守備陣を翻弄した」(元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)

 攻撃系選手の中で動きがイマイチだった右MF堂安に代わり、後半から18歳MF久保建英がピッチに登場。スタジアムは大歓声に包まれた。スペイン1部リーグデビューを果たしたばかりの若武者は後半4分のFK、同13分のミドルシュートでスタンドを沸かせ、同23分には相手GKの至近距離からクロスバー直撃の強烈シュートを放ち、観客からため息を誘った。

 前出の六川氏が続ける。

「先発MF陣の中島、南野、堂安に後半から登場した原口、久保ら<攻撃系選手による主役争い>が今後、熾烈さを増していくと、森保ジャパンの全体的なレベルアップにもつながります」

 さらに――。もうひとつの争いが、ピッチの上で展開されている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々