隠岐の海“自滅”初黒星…周囲から「やはり」の声が多いワケ

公開日: 更新日:

 自滅さながらの負け方に、国技館はため息で包まれた。

 16日、ただひとり勝ちっぱなしの隠岐の海(34)は竜電と対戦。いなし、いなされと目まぐるしい展開に足がついていかなかったのか、左足を滑らせたような形で転倒。これで8勝1敗。決まり手は「引き落とし」だが、ほとんど自滅のような内容だった。

 もっとも、負け方はともかく、隠岐の海の今場所初黒星は「まさか」ではなく、「やはり」という見方が角界では強い。今年1月場所は9日目まで6勝3敗だったが、10日目から5連敗で負け越し。2017年11月場所も途中まで優勝争いを演じながら、終盤で連敗した。16年9月場所では初日から6連勝の快進撃も、終わってみれば9勝6敗だった。

 ある親方は「才能だけで相撲を取っているような力士。稽古の貯金がない」と、こう続ける。

「190センチの上背に加え、土俵際での逆転劇が多いのはセンスがある証拠。そうした長所を台無しにしているのが、稽古嫌いという一点です。彼が所属している高砂一門の親方衆と話しても、『隠岐の海が猛稽古をしている姿を見たことは一度もない』と口を揃えている」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束