主力選手流失も西武21年ぶり連覇…巨人Vより重いその価値

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「金子も木村も打撃力を考えれば、ともにレギュラーとしてはまだ物足りない。それでも、辻監督は我慢して使い続け、一本立ちさせた。チーム事情から打ち勝つ野球をするしかない中でも、右翼と左翼の守備力を重視した辻監督の用兵を評価したい。強力打線の陰であまり目立たないが、彼らの守備で致命的な失点を防ぐケースが少なくありませんでした」(山崎氏)

 菊池の抜けた穴を埋めたのは新外国人のニールだったが、浅村の流出は既存戦力が補った。この日の先発野手9人はすべて生え抜き選手。ドラフト1位選手は森友哉と木村のみで、秋山や源田壮亮、外崎、栗山巧、金子はドラフト3位以下で入団した。伝統のスカウト力がチームの地力を下支えしており、その点でも巨人とは対照的だ。

 最大8.5ゲーム差を逆転しての連覇。胴上げで10度、宙を舞った辻監督は「今年はしんどい戦いになるかと思った。選手たちが意地を見せた」と振り返った。球団では21年ぶりとなる連覇。就任4年目となる来季の辻監督の続投も決まったが当然だろう。

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