まさかの2連敗…西武がたどる「ソフトBがいつか来た道」

公開日: 更新日:

 9日の初戦に続き、10日もソフトバンクに屈した西武。先発の今井が三回途中6失点でKOされ、反撃も及ばなかった。

 このままでは2年連続で「リーグ優勝でもCS敗退」の危機である。

 そんなライバルの気持ちを痛いほど理解しているのが敵軍だ。

 まだポストシーズンがプレーオフと呼ばれていた2004、05年のこと。ソフトバンク(04年はダイエー)はシーズン勝率1位だった。しかし、2位と5ゲーム差以上なら得られるはずだった1勝のアドバンテージは、両年とも4・5差でつかず。04年は西武に、05年はロッテに敗退し、リーグ優勝を逃している(当時はプレーオフの覇者がリーグ優勝)。

 当時の王監督(現球団会長)は「プレーオフ制度はおかしい」という気持ちを抱きながらも、「勝てずにそれを言うのは負け惜しみ」と、唇を噛んでいた。ちなみに、ソフトバンクに名称が変わって初Vの10年は3位ロッテにCSで“下克上”を許した。

 あるホークス関係者が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」