渋野は改めて否定も…河本結「米ツアー挑戦」宣言の潔さ

公開日: 更新日:

 後に続く者は出てくるか。女子プロ界を席巻する「黄金世代」のひとり、河本結(21)が10日、スタンレー女子ゴルフ(11日開幕=静岡・東名CC)の会場で、米国女子ツアーのプロテスト予選会「Qスクール」(10月23日~)への挑戦を表明した。

 河本は以前から米ツアー挑戦の夢を周囲に語っていた。現在の世界ランクは58位。ランクを上げるための配分ポイントが高い米ツアーで、東京五輪に出場できる15位以内を目指す。「国内にいてはそれはかなり難しい」という。

 昨年プロ転向した河本は、同年ステップアップツアーで4勝を挙げ、今年3月のアクサ女子ゴルフでツアー初V。身長は163センチ。ドライバー飛距離は約247ヤードで、飛ぶ方だ。強気のプレーが持ち味。米国でやれるか不安はあるものの、「後悔はしたくない」と決断した。

 一方、全英でメジャー優勝した渋野日向子(20)はこの日、改めて来季の米ツアー参戦を否定した。

 あるツアー関係者がこう言う。

「河本の実力なら、Qスクールで来季ほぼフル出場できる20位以内には入れるでしょう。でも、飛ばし屋というほどではないし、アイアンの精度、小技などもまだまだ未熟。環境に慣れることも含めて、かなり厳しい戦いが待っている。国内ツアーでプレーした方が楽だし、はるかに稼げる。それでも東京五輪に出たいという気持ちから米ツアー挑戦を決意したのは、プロとして立派です」

 世界ランク11位の渋野は、台湾で31日開幕の米ツアー「スウィンギングスカート選手権」に主催者推薦で出場する。これも東京五輪に向けてランキングを少しでも上げたい思惑がある。来季の海外スケジュールはメジャーのスポット参戦だけ。渋野にこそ、フル参戦を決断して欲しいファンは多いはずだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  3. 3

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  4. 4

    度重なるトラブル…松山英樹の「マナーの悪さ」海外でも評判に

  5. 5

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  1. 6

    笹生優花、西郷真央、原英莉花らを輩出したジャンボ尾崎アカデミーは「ゴルフ教室」にあらず

  2. 7

    内部で新たな不倫騒動発覚!日刊ゲンダイの問い合わせには「ゼロ解答」、お粗末フジ会見と酷似

  3. 8

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  4. 9

    日本女子5人目のメジャー制覇! 西郷真央を“職人”たらしめる「ゴルフ脳」と逃げない心

  5. 10

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状