観客に中指立てて韓国プロ処分も…渋野は“撮影攻撃”に淡々

公開日: 更新日:

 バカなプロがいたもんだ。

 韓国のプロゴルファー、キム・ビオ(29)が、自国のツアーでティーショットを打つ際、携帯カメラのシャッター音でスイングを崩し激怒。撮影したギャラリーに向けて中指を立て、直後にドライバーを地面にたたきつけた。この行為により、韓国ゴルフ協会から3年間の出場停止処分と1000万ウオン(約90万円)の罰金を科された。

 キムのギャラリーに対する「中指ジェスチャー」は許されるものではないが、日本でもマナーの悪いギャラリーが増えている。男子ツアーはエリア限定で、動画・静止画ともOKになる大会もあるが、女子は試合中の撮影は一切禁止。それでも渋野日向子(20)の姿をカメラに収めようとプレー中でもスマホで撮影するファンが後を絶たないのだ。

 あるツアーカメラマンが言う。

「全英に勝ってから、国内復帰戦となった北海道meijiカップから渋野フィーバーが始まった。会場ではプレーを見るというより渋野の撮影が主な目的になっている。渋野のプレー中は撮影禁止のベストを着たスタッフが『撮影はダメですよ』と繰り返し注意しています。特にホール間の移動時がすごいです。昔はカメラを構えていると注意するギャラリーもいましたが、今はスマホで手軽に撮影できる上、みんながやっているので罪の意識がほとんどない。そんな状況でも渋野は文句は言わずプレーに集中し、優勝争いもしている。よほどメンタルが強いのでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」