楽天・平石前監督“恨み節退団”…二軍統括も辞退の複雑胸中

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 言葉以上に含むものがありそうだ。

 15日、楽天の平石前監督(39)が退団。球団から打診されていた二軍統括というポストを蹴り、古巣に別れを告げた。

 報道陣には、楽天への思い入れは誰にも負けないと力説。

「そんな私が退団を決心した。それが全てです」

 と、恨み節とも取れる言葉を残した。

 平石前監督は楽天が初めてドラフトに臨んだ2004年のドラフト7位で入団。11年に現役を引退すると、一軍打撃コーチや二軍監督など、さまざまなポジションを歴任した。球団の歴史が浅い楽天にとって、生え抜き中の生え抜きだ。

 そんな前監督にとって、外様の石井GMの存在は面白くなかったに違いない。石井GMは昨年9月に就任すると、メジャー式の改革に着手。来季の首脳陣は三木新監督をはじめ、石井GMの古巣であるヤクルトOBが多い。

 今季は前年の最下位から3位にチームを押し上げたにもかかわらずクビを切られたことも含め、「楽天に愛情を持っていない」と映ったのだろう。

 功労者に去られた楽天。何やら不穏な気配が漂ってきた。

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