主砲が補強要求 エ軍マドン監督の交渉力が大谷の来季左右

公開日: 更新日:

「ファン、選手たち全員が補強のニュースを待っていると思う」――。

 エンゼルスの主砲で今季3度目のア・リーグMVPを受賞したマイク・トラウト外野手(28)が、球団フロントに戦力の上積みを訴えた。22日にMLBネットワークラジオに出演、「プレーオフに出て勝ち進みたい」と、2014年以来、遠ざかっているポストシーズン進出を来季の目標に掲げたのだ。

 今季のエンゼルスは投手陣が総崩れしたことが響いて、首位アストロズと35ゲーム差の地区4位に終わった。来季、巻き返しを期すためにも、主砲は大型補強の必要性を訴えたのだろう。

 エンゼルスは今オフ、投手陣、特に先発ローテの再建を図るため、FA市場への参戦を打ち出している。ゲリット・コール(29=アストロズからFA)、スティーブン・ストラスバーグ(31=ナショナルズからFA)らの目玉投手の獲得に動くとみられる。

■マドンを慕う選手は少なくない

 主砲が納得するような補強をできるか否かは、来季から指揮を執るジョー・マドン監督(65)の交渉力にもかかっている。新監督は就任会見の際、「リクルーター(採用係)を務めるのは好きなんだ」と、必要とあらば、選手との交渉の席に自ら出向くと明かしている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?