「五輪から追放を」WADA委員会がロシアのデータ改ざん認定
ロシアは組織的なドーピング問題で、2020年東京五輪・パラリンピックに出場できない可能性が出てきた。世界反ドーピング機関(WADA)は25日、コンプライアンス審査委員会(CRC)がロシアから提出されたデータの改ざんを認定し、今後4年間、五輪やパラリンピックからの追放など重い制裁を科すべきだと提案したことを明らかにした。
昨年9月、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)は資格停止処分を解除されたが、その際の条件は「正しいデータの提供」。CRCは、今回の改ざんはこの条件に違反しており、ロシアが今後4年間、国家として五輪などの主要大会を主催したり、参加したりすることを禁止するべきとしている。WADAは12月9日に常任理事会を開き、CRCの結論をもとにロシアの処遇を協議する。