大谷のWBCや八村の五輪にも“待った” 保険会社の厳しい規定

公開日: 更新日:

 大谷、八村とも代表に名を連ねて当然の実力の持ち主。代表入りを打診され、チームの了解を得られ、本人も出場の意向を示したとしても2人には別の壁が立ちはだかる。

 WBCは主催するMLBが契約する保険会社の規定で、2年前にさかのぼって60日間の負傷者リスト(IL)に入った選手は、故障するリスクが高いと判断されて出場が認められない。大谷は、一昨年10月に右肘、昨年9月に左膝をそれぞれ手術し、60日間のILに入っている。だから、WBCに出たくても出られないのだ。

 八村にしても、今季1年目ながら開幕25試合連続出場した揚げ句、同僚との接触で痛めた鼠径部を手術。23試合連続で欠場を余儀なくされた。NBAでは自軍の選手の国際大会出場への可否を決める権限はない。選手の意思が尊重されるものの、前年に20試合以上を欠場した選手は保険会社の判断に委ねられるため、フィジカルに問題ありと見なされれば出られないのだ。

 米国でプレーする日本のトップ選手2人が日の丸を背負うにはハードルが高そうだ。

【写真ギャラリー】東京五輪延期を受け、会見を行った森会長

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”