二刀流の大谷「投」には逆風…大リーグ3州で無観客開催案

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルス感染拡大を受けて開幕を延期したMLBが、テキサス、アリゾナ、フロリダの3州でのシーズン実施を検討しているという。

 この3州は、レンジャーズ(テキサス=グローブライフ・フィールド)、ダイヤモンドバックス(アリゾナ=チェイス・フィールド)、レイズ(フロリダ=トロピカーナ・フィールド)など5球団が本拠を構える。複数の米メディアによれば、いずれもドーム球場のため、1日で複数試合を消化できることから、レギュラーシーズンの開催地として有力視されている。

 アリゾナ、今季開場予定のテキサスの本拠地とも開閉式。いずれも温暖な気候の土地柄で、空気が乾燥しているため、屋外球場は打球が飛びやすい。アリゾナは通常、打球の飛距離を抑えるため、試合開催日は屋根を閉めているほどだ。レンジャーズにしても、新たにドーム球場を建設したのは、夏場の酷暑を避けるだけでなく、自軍投手陣の被本塁打を極力、減らす狙いからだ。

 しかし、無観客試合でも、選手、関係者の感染を防ぐには、屋根を開け放って換気しなければならない。屋根をオープンにすれば、屋外と気象条件は変わらず、特に乾燥する夏場以降は本塁打が乱れ飛ぶのは必至だ。フロリダのトロピカーナ・フィールドは唯一、密閉式のドーム球場だが、場内の空調次第では打球を飛びやすくすることは不可能ではない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?