ヤクルトが直面する“有観客格差” 阪神とは実に2.4億円の差

公開日: 更新日:

 神宮球場の最大収容人数は約3・1万人。セで最も少ない上に、東京ではコロナの新規感染者数が6日連続で100人を超えた(7日現在)。ヤクルトは8月1日以降の主催試合で1・5万人を動員する計画だが、6日のプロ野球、Jリーグの専門家会議では8月1日からの観客動員増の結論は出なかった。万が一、観客数を増やすことができなければ、さらに“傷口”は広がる。ヤクルトOBが言う。

「コロナ禍で球団の収入が激減し、オフは厳しい契約更改が予想される。セはCSが中止になり、マイナスを少しでも回収するためにも、優勝して日本シリーズに出るか、最後まで優勝争いをして8月以降の観客動員をどれだけ増やせるか」

 昨季最下位だったヤクルトは、7日の中日戦に勝って、8勝7敗の3位。首位・巨人とは2・5差につけている。投手陣に課題はあるものの、山田、村上らを擁する打撃力はリーグ上位。オフの契約更改のためにも、選手は必死で勝ち続けるしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性