妻の優佳氏が見た瀬戸大也 リオの屈辱で体への意識が変化

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 東京五輪でのメダルが期待される競泳瀬戸大也(25)。昨年7月の世界選手権で200メートルと400メートル個人メドレーを制覇。2種目で東京五輪代表に内定している。

「以前と比べると意識が全然違う。私生活でも競技のことを常に頭の片隅におきながら行動していますね」

 瀬戸の変化についてこう話すのは、妻で元飛び込み日本代表の馬淵優佳さん(旧姓=24)だ。

 2017年5月の結婚を機にアスリートフードマイスター3級を取得。瀬戸の海外遠征には1歳の子供と“帯同”することもある。

 昨年7月の世界水泳にはみりんや醤油を持参。炊飯器や米は現地調達して夫の胃袋を支えた。好き嫌いはないという瀬戸だが、食事を残すと優佳さんはその理由を“事情聴取”。「きんぴらごぼうは地味な料理だからなのか、よく残っています(笑い)。そういうときは豚汁にして、にんじんとごぼうを食べてもらうようにする」と話す。

 昔はサボリ癖もあったという瀬戸だが、16年リオ五輪の400メートル個人メドレーで銅メダルに終わると一変。東京五輪でリベンジという明確な目標ができ、意識が変わったという。

「『リカバリー』に気を使うようになりましたね。競技以外の時間も、少しでも早く体を回復させられるよう心がけている。そのためのストレッチ器具は自宅リビングのソファ横にたくさん置いています。すごい量で、本当はしまいたいんですけど(笑い)。水素マシンとかポールとかマットとか足をコロコロするものとか、目につく場所にあった方がすぐにやれる。もし本人がやらなくても『何でやらないの』とは言わないし、意識は本人が高く持っているので、あんまりガミガミ言わないように。もう子供じゃないので自分で管理できていると思います」

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