一軍復帰も調子出ず…“逸材”高山を阪神はいつまで持て余す

公開日: 更新日:

「もう9年か……」

 甲子園で行われている高校野球交流試合を見ながら、こう思ったファンもいるだろう。

 2011年夏、日大三(西東京)が2度目の全国制覇を果たした。主砲として準決勝、決勝で本塁打を放ったのが、阪神高山俊(27)である。

 明大進学後は六大学史上最多の131安打をマーク。15年ドラフトヤクルトとの競合の末に阪神入りし、入団1年目に134試合出場、打率・275、8本塁打、65打点で新人王を獲得した。

 卓越したバットコントロールを武器に、将来の中軸候補として上々の滑り出しを見せた高山だったが、プロ2年目以降は一度も規定打席に到達できず、一、二軍を行ったり来たり。今季は開幕一軍入りこそ果たすも、14打数無安打で7月17日に二軍落ち。先日10日に一軍復帰して同日のDeNA戦にスタメン出場、2安打を放ったものの、11日は3打数0安打で、打率・095と低迷している。

 阪神の外野は左翼にサンズ、中堅には近本がいる。ここ数試合、ベンチスタートの糸井の調子が戻れば、再び出番がなくなる可能性もある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  2. 2

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  3. 3

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 4

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  1. 6

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  2. 7

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  3. 8

    風間俊介の“きゅるるん瞳”、庄司浩平人気もうなぎ上り!《BL苦手》も虜にするテレ東深夜ドラマの“沼り力”

  4. 9

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  5. 10

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ