楽天・黒川内野手 “敵に塩を送った”男のバックグラウンド

公開日: 更新日:

「小学校から中学校時代は、自閉症の友達のお世話係を進んで引き受けていました。音楽会や運動会では、いつもその子の隣にいた。本人が『だって俺の言うことしか聞かへんもん』と、どこかうれしそうに話していたことを覚えています。その子とは中学卒業後も関係が続いて、本当は大勢の人が集まったり音が大きい環境が苦手なはずですが、高校3年のセンバツには応援に来てくれた。彼のお母さんは『もし途中でダメになったら引き揚げます』と事前におっしゃっていましたが、最後までじっと試合を見守ってくれたんです。2人の友情を感じて私も胸が熱くなりました」

 泉州阪堺ボーイズに所属した中学時代に全国大会を経験。ボーイズリーグのジュニア日本代表「野茂ジャパン」に選出されると、ロサンゼルス遠征で主将を務めた。進学先は智弁和歌山だが、一昨年の夏まで同校を率いた高嶋仁監督(現・同校名誉監督)は、「なんでウチに来てくれたのかな。あのレベルの子は(大阪の強豪校の)大阪桐蔭とか履正社へ進学しますからね。間違えちゃったのかな(笑い)」と、首をかしげる。

 その背景にはこんなことがあった。高校時代、大阪・上宮の主将として1993年センバツ制覇、楽天・三木監督の2年先輩にあたる父の洋行さんが言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る