チームと監督をミスリードしてしまった本田圭佑の“ビッグマウス”

公開日: 更新日:

 前回南アW杯ベスト16の立役者である本田圭佑(28)。世界中の選手が憧れるビッグクラブ、ACミランに入り、しかもエースナンバーの背番号10。サッカー界の成功者である。

 しかし今大会の「本田圭佑」は、あらゆる面でチームをミスリードしてしまった。「W杯で優勝を狙う」「オレたちはW杯で優勝できる」と大言壮語。チームメートどころか、慎重居士のザッケローニ監督までもその気にさせた。

 その結果、チーム内には「日本らしい攻撃サッカーを貫けば勝てる」「取られた点以上に取ればいい」「イタリアの目標はベスト8? 関係ない。オレたちの目標は目標だから」といったセリフが飛び交った。

 本田が個人的なことで“ビッグマウス”を連発するのは勝手だが、実現不可能な言葉を並べ立てたため、チーム全体が勘違いしてしまった。

 ピッチ上では、コートジボワール戦で先制ゴールを決めた後、足が止まって存在感が消え、ギリシャ戦でも不調は続いて足手まといだった。

■4回のFKもすべて外す

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い