西武スパンジェンバーグ CS次第で契約延長どころか人気に

公開日: 更新日:

 CSでの活躍も期待できそうだ。

 4日、西武のスパンジェンバーグが4打数2安打、4打点と躍動。初回、日ハム先発の吉田輝星から適時打を放つと、二回には右翼最上段に15号3ランを叩き込み、吉田をKOした。この日は同率で並んでいたロッテが負けたこともあり、西武は単独2位に浮上だ。

 オフに年俸8000万円の1年契約で入団。キャンプから期待は高く、開幕直前の練習試合では34打数17安打と打ちまくり、辻監督以下、首脳陣を「これでレッズに移籍した秋山の後釜は決まった」と喜ばせた。

 しかし、日ハムとの開幕カードは14打数1安打。一時期はバットが下降線をたどるも、夏場に復調……したかと思えば、10月の月間打率は・177と安定感を欠いた。

「近年は『当たり』と判断した助っ人には、シーズン途中で早々と契約延長のオファーを出す球団が少なくない。ただ、スパンジェンバーグは成績が安定しない上、西武はかつてメヒアで痛い目を見ている。メヒアは3年目の2016年、35本塁打と活躍。この年の9月に、早々と3年15億円プラス出来高の契約を結んだものの、その後はケガや不調で出番が激減。3年間で34本塁打と期待を裏切った」(球団OB)

 スパンジェンバーグはもっか打率・268も、11月は同・462のバカ当たり。CSで結果を出せば、西武からの契約延長はもちろん、他球団からのオファーも夢ではない。西武がCSに進出すれば、ソフトバンクも要注意だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」