IOCの重鎮が2人も来日 東京五輪「11.18中止表明」に現実味

公開日: 更新日:

 東京五輪組織委員会会長の森元首相が8日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が近く来日すると明かした。15~18日の日程で訪れ、コーツ副会長も同行する。16日からの3日間、IOCは組織委と会議を開催。その場でいよいよ、来夏の東京五輪の「中止」を正式決定する可能性がある。

 もともと「バッハ来日」が報じられたのは10月中旬。当時は「菅新首相と会談」「準備を進める方針を確認する」と挨拶程度の話だったが、「コーツ副会長も来日」「3日間にわたる会議開催」と大変化だ。

 IOCは9月24、25日に森や小池都知事、萩生田文科相らとの調整委員会をリモートで開いた。ところが今回は、わざわざ来日して“密”な会議を開くとは、ただ事ではない。

 東京五輪に関し、「ブラックボランティア」の著書がある作家の本間龍氏はこう言う。

「コーツ副会長まで伴って、3日間も協議するとは極めて異例です。『中止』が議題に上がるのは間違いないでしょう。IOC本部があるスイスを含め、欧州のコロナ第2波は日を追うごとに深刻になっています。体操の国際競技会参加のため5日に来日した中国選手団は皆、入国時に防護服を着用していた。大げさに見えるかもしれませんが、極論すれば各国の参加者全員が中国選手団同様、本番で『完全防備』せざるを得なくなる恐れもある。それは、防護服のコストを含め現実的ではないでしょう。中止が妥当だと思います」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情