稀勢の里は「激励」止まりも…白鵬と鶴竜が「注意」の理由

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 とはいえ、稀勢の里に「激励」が出たのは8場所連続休場が明けた後。18年9月場所で10勝するも、11月場所で再び途中休場してからだ。連続休場中は激励の「げ」の字も出なかった。巷では「モンゴル出身の白鵬鶴竜にだけ厳しいのはおかしい」という声もある。

■醜い延命策

 だが、モンゴル2横綱と稀勢の里とでは事情がまるで違う。稀勢の里は横綱に昇進するまで、休場はたったの1日だけ。それが昇進直後に大ケガを負ったことで、長期休場を余儀なくされた。

 一方、白鵬と鶴竜は年齢もあって、ケガのオンパレード。定期的な休場を繰り返し、手術箇所もその時その時で違う。本場所序盤に負けが込んだ時はまだしも、終盤でも優勝の目がなくなるや平気で休場してしまう。

 白鵬自身は「でも、出た時は結果を出してるし」と口をとがらせており、休むことへの忌諱感は皆無。横審が重い腰を上げたのも無理はない。

 ビジネス評論家で相撲ファンの菅野宏三氏が言う。

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