著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

無観客を続行 日本ゴルフ界の問題は組織形態とファン不在

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルス感染予防のために、当初は無観客を続けていたさまざまなスポーツイベントも、「ファンの楽しみをこれ以上奪ってはいけない」と大幅な緩和に向けて動き出している。そんな中でプロゴルフ大会だけが中止や無観客を続けて、ファンの期待に応えていない。このままではゴルフ人気に水を差し、来年はさらに深刻な状況になりかねない。関係者は「コロナだから仕方がない」と手をこまねいている場合ではないのだ。

「コロナなどに負けてはいけない!」と、今年有観客で男女レギュラー、シニア、チャレンジなど7大会を開催したISPS(国際スポーツ振興協会)の半田晴久会長が開催の理由をこう語っていた。

「大会中止で選手から試合を奪い、無観客でファンから楽しみを奪うなどプロスポーツとしてはあってはならないこと。コロナ禍だからこそ、最大の努力をし、ファンと選手に元気を与えるのが、主催者の務めではないでしょうか。そうした気概が欠けている現状を私は見ていられなかったのです」

■ファンの期待に応えていない

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」