北京五輪開催に赤信号 テスト大会続々中止でぶっつけ本番

公開日: 更新日:

 開催されてもドタバタは避けられない。

 国際スケート連盟(ISU)は24日、来年2月のスピードスケート世界選手権をオランダのヘーレンフェインで実施すると発表した。この大会は、2022年北京五輪のテスト大会を兼ねて同月に北京で開催される予定だったが、コロナ禍により実施を断念。開催国が変更されたものだ。しかし、日本スケート連盟は選手を派遣しないことを決めている。

 北京五輪のテスト大会といえば、来月に予定されていたフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(北京)とショートトラックのワールドカップ(ソウル、北京)も中止になった。フィギュアGPファイナルに関しては、ISUは代替開催国を探している。

 国際オリンピック委員会(IOC)は、北京五輪のテスト大会が次々に中止になり、何らかの措置を検討すると発表したものの、来年に延期された東京五輪もそうだが、それから約半年後に開幕(22年2月4日)する「冬の祭典」も開催できるかわからない。

 北京五輪はウイルスが好む、「低温」「乾燥」の真冬に行われる。五輪関係者の間でも、「東京、北京と2大会連続の中止は十分あり得る」との声も聞く。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因