佐々木朗希は現状維持 OB明かす“一軍ローテは3年後”の根拠

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■調整過程で様々な壁

「佐々木は現時点で一軍で通用する能力を持っていることは間違いない。しっかり体をつくって、完全に投げられる状態になれば、奥川以上の投手になる可能性はあるものの、甲子園を沸かせた奥川とは違い、高校時代に場数を踏んでいません。体力の不安は解消しておらず、調整をする過程で、体の張りが出るのはもちろん、U18の本大会で出た右手指のマメが再発するかもしれない。多くの壁が立ちはだかると思います」

 佐々木は高校時代から、自らの体の状態と相談した上で自主的に練習や実戦登板を自重することがあったという。常時160キロを投げられるような馬力がある半面、体が完全に出来上がっていない段階で、肩肘の故障につながるような事態を避けてきた部分もある。

「佐々木は将来的にはメジャー挑戦の夢もありますから、なおさら慎重に段階を踏んでいくことになるでしょう。今季、一度も試合で投げられなかったくらいですから、来季は二軍でローテ入りすることも簡単ではない。一軍で主力として投げるには、3年くらいはかかるかもしれません」

 とは、前出のOBだ。

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