実績は抜群なのに…立浪和義氏の中日復帰が実現しない理由

公開日: 更新日:

 日本のプロ野球団は今、キャンプの真っ最中だ。

 各球団はオープン戦を経て開幕に向かう。今年のキャンプで目に付くのは臨時コーチだ。ロッテが元ダイエー(現ソフトバンク)の松中信彦(47)、中日がOBの立浪和義(51)、阪神が元巨人の川相昌弘(56)、ヤクルトがOBの古田敦也(55)の各氏を招き、その経験、技術を選手に伝えてもらっている。

 臨時コーチといえば思い出がある。2000年前後の沖縄で行われていた横浜(現DeNA)のキャンプ取材だったと記憶している。その時、元西鉄ライオンズで活躍した評論家の中西太氏(87)が臨時コーチとして、選手にバッティングを指導していた。中西氏はヤクルトで若松勉氏(73)=1977年に首位打者=を育てるなど、打撃コーチとして高い評価を受けていた。

 練習を終えたのを見計らい、中西氏に話を聞いた。最後に「ギャラはどれくらいなのですか?」と聞いたところ、それまでの態度が一変した。

「失礼なことを聞くな!カネのためにやってるんじゃない!球界への恩返しのためにやってるんだ!」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    横浜高では「100試合に1回」のプレーまで練習させてきた。たとえば…

  3. 3

    健大高崎158キロ右腕・石垣元気にスカウトはヤキモキ「無理して故障が一番怖い」

  4. 4

    中居正広氏「秘匿情報流出」への疑念と“ヤリモク飲み会”のおごり…通知書を巡りAさんと衝突か

  5. 5

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  1. 6

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  2. 7

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  3. 8

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 9

    あいみょんもタトゥー発覚で炎上中、元欅坂46の長濱ねるも…日本人が受け入れられない理由

  5. 10

    あいみょん「タモリ倶楽部」“ラブホ特集”に登場の衝撃 飾らない本音に男性メロメロ!