著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

阪神・馬場皐輔“ドライチっぽくない渋さ”に漂う安藤優也感

公開日: 更新日:

 今季の阪神の強さの要因は近年のドラフト戦略の成功によるところが大きい。今まさに大注目の怪物ルーキー・佐藤輝明をはじめ、核弾頭の近本光司も4番・大山悠輔も過去5年以内のドラフト1位。阪神史上、期待のドライチがここまで集中的に活躍する時代はそうそう見当たらない。

 そんな中、また新たなドライチ右腕が華々しいデビューを飾った。5月19日のヤクルト戦でプロ初先発し、5回無安打無失点の好投でプロ初勝利を記録した高卒2年目の西純矢。高校時代は現・千葉ロッテ佐々木朗希や現・ヤクルトの奥川恭伸、同僚の及川雅貴とともに高校四天王と並び称されたスター投手の一人で、2019年度のドラフト1位である。

 この西純矢、なにより投げっぷりがいい。強気そうな顔つきで全力投球する姿はとても華があって、いかにも人気が出そうな感じがする。現エースの西勇輝の遠戚にあたるなど話題性もあり、今後が楽しみな逸材だ。

 また、この試合で西純矢の後を継いでリリーフ登板した馬場皐輔も2回無安打無失点と見事なピッチング。まだ19歳とフレッシュな西純矢ばかり脚光を浴びたが、この馬場だって17年度のドラフト1位なのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 3

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  4. 4

    日テレ退職の豊田順子アナが定年&再雇用をスルーした事情…ベテラン局アナ「セカンドキャリア」の明と暗

  5. 5

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  1. 6

    中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    阿部巨人“貧打の元凶”坂本勇人の起用に執着しているウラ事情…11日は見せ場なしの4タコ、打率.153

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  5. 10

    フジ・メディアHD株主総会間近…328億円赤字でも「まだマシ」と思える系列ローカル局の“干上がり”ぶり