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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

パ投手の150キロ超の剛球を弾き返す新生・阪神打線に感動

公開日: 更新日:

 パ・リーグはやっぱり強い。今季ここまで圧倒的な強さでセ・リーグ首位を走っていた阪神が、交流戦に入って少し苦戦しているのだから現実を思い知らされる。虎の自慢のリリーフ陣、中でも鉄壁のセットアッパーだったはずの左腕・岩崎優が交流戦初戦のロッテ戦でいとも簡単に逆転を許したシーンはちょっとショッキングだった。

 だけど、そんな不安材料ばかりではなく、やはり今季の新生タイガースはこれまでとちがうと感じたシーンもあった。たとえば5月27日のロッテ戦。試合に敗れはしたものの、相手先発の最速163キロ右腕・佐々木朗希に対峙した阪神打線が象徴的だった。

 最初に目を丸くしたのは二回裏、その剛腕・佐々木が投じた151キロのストレートを4番・大山悠輔が打ち返し、右中間に痛烈なツーベースを放ったシーン。さらに6番・佐藤輝明が152キロのストレートを左前にライナーで弾き返したシーン。続く三回裏もそうだ。再び打席が回ってきた4番・大山は佐々木の151キロのストレートの前に遊ゴロに倒れたものの、当たりは強烈だった。まったく振り負けていなかったのだ。

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