著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

上田綺世は東京五輪の先に「5大リーグで活躍」の夢を見る

公開日: 更新日:

 それでも5月30日の川崎戦でようやくスタメンに復帰。今季6点目をマークし、弾みをつけて2020年12月の国内組合宿以来の五輪代表活動に戻ってきた。

 今回は、東京五輪メンバー18人決定前のラスト合宿。オーバーエージ枠は吉田麻也(サンプドリア)ら守備陣でFWはUー24世代だけで挑むことになったものの、FW争いは激戦だ。

 上田が鹿島で苦しんだ半年間には、1つ年上の前田大然横浜)がJ1・9得点とブレイク。彼と同じ大阪出身の林大地(鳥栖)もチーム快進撃の原動力になっている。同い年の田川亨介(FC東京)も好調をキープしていて、実績優位の上田といえども、安泰というわけではない。

「大然君はスピード、大地君は背負うのがうまいし、亨介は抜け出しとか自分にないものを持っている。それをできるだけ盗んで引き出しを増やしたい」

 語気を強める上田は、3日の日本代表戦の出番はなかったが、ガーナ、ジャマイカとの2連戦で進化した自分自身を示す覚悟だ。


 その先にある東京五輪に出場し、メダル獲得を果たせば、欧州挑戦の道も開けてくるだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    草間リチャード敬太容疑者が逮捕…コンビニバイトと掛け持ちの苦労人だったが横山裕のセレクトに難あり?

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  4. 4

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 5

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  1. 6

    まさかの故障で失意の最中「お前はラッキー」…トシさんの言葉がなければ今の俺はいない

  2. 7

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  3. 8

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  4. 9

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

  5. 10

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情