錦織10年ぶりトップ50から陥落も…再度トップ20可能な根拠

公開日: 更新日:

 すでに31歳。年齢からいって、これから落ちる一方なのか。

 ATP(男子プロテニス協会)が14日に公表した世界ランキングで、2011年以来10年ぶりにトップ50から陥落、57位になった錦織圭のことだ。

 日本人トップの座を西岡良仁(25=世界ランク56位)に明け渡し、いよいよ年齢の壁にぶち当たってしまったのかと思いたくもなるが、「ランキングこそ落としましたけど、錦織は試合勘や自信を取り戻しつつあります。世界ランク20位以内まではいけるのではないか」と、スポーツライターの武田薫氏がこう続ける。

「クレーの全仏は棄権勝ちがあったものの、4回戦まで進出。復活の手応えはつかんだと思う。東京五輪で激しく消耗しなければ、8月以降、得意な米国シリーズに入るし、4大大会の中で最も得意とする全米オープンがある。来年からフル稼働できる態勢になるのではないか。ジョコビッチ、ナダル、フェデラーの3強に加えて、彼らに続くチチパス、ズベレフ、メドベージェフがいる。22、23歳の若手も出てきたことを考えれば、さすがにベスト10入りは難しいでしょうが、10~20位に戻るのにそう時間はかからないでしょう。錦織自身もトップ50から陥落したことを、それほど深刻に受け止めてはいないと思いますよ」

 錦織はまだまだ終わらないというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ