宮城大弥は7年ぶりオリ首位の立役者 なのに五輪落選のナゼ

公開日: 更新日:

 勢いが止まらない。

 オリックスの2年目左腕・宮城大弥(19)が20日、楽天との首位攻防戦に先発。8回無失点の好投でリーグトップタイの7勝目(1敗)を挙げた。チームは首位の楽天と同率で並び、2014年7月以来、7年ぶりに首位に浮上。

■新人王争いの早川に投げ勝ち同率首位浮上

 新人王獲得を目標に掲げる宮城は、タイトルを争う早川(早大)との投げ合いを制しただけでなく、同僚投手でパの投手3冠(勝利、防御率、奪三振)である山本の成績にも肉薄。パの「二枚看板」に成長しつつある。

 そんな19歳はしかし、東京五輪の日本代表メンバーから外れた。実績こそ田中(楽天)、菅野(巨人)らに劣るものの、成績では上回っているにもかかわらずだ。

 宮城はU15、U18でメンバー入りするなど、アマ時代から日本代表の常連。19年のU18では中継ぎとして防御率1.04をマークした上に、打者でも打率.375とフル回転した。先発、リリーフをこなせるように、大舞台でも実力を発揮できる下地はある。

 稲葉監督は、菅野らについて「1カ月あるので、調子を上げてくれると信じている」と言っているが、メンバー交代はまだ可能。今からでも宮城を代表に呼んだらどうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋