侍Jに五輪報奨金1.5億円も!金メダル当たり前なのに“太っ腹”で国民感情を逆なで

公開日: 更新日:

 今回の東京五輪野球も、開催国の日本は金メダルを取って当然だ。日本は世界ランキングはダンゼンの1位。しかも五輪に出場するのはたったの6カ国。半分の国がメダルを獲得できるうえ、コロナウイルス感染拡大の影響により、豪州や台湾は出場を辞退。強豪国が減っている。案の定、この件をネットで報じたスポーツ紙のコメント欄には怒りや疑問の声が殺到した。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏もこう言う。

「NPBとしては激励の意味で出すのでしょうが、コロナ禍の五輪でお祭りムードは皆無。世の中の多くの人が我慢を強いられている中で、億を稼ぐ選手に賞金を出すのはもってのほかと考える人は少なくないでしょう。野球ファンだって思うように球場へ行けず我慢している。プロ野球選手よりも、お金に苦労している人や恵まれない人に使うべきではないか。NPBも『こういう時期なので控えます』と発表した方が『きちんと考えているな』という印象になったと思う」

 五輪の感染対策のため、海外選手は入国時から国民との接触を遮断する「バブル方式」が採用され、早くもはじけている。侍ジャパンの“バブルマネー”も批判対象になるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異