東京五輪の野球で注目は、日本人選手より「日本でプレーする外国人選手」

公開日: 更新日:

 くだんのスカウトも千賀や鈴木に加えて、オースティンとマルティネスに関してはテレビでチェックするつもりだと話していた。

 千賀や鈴木はFAでなくポスティングだけに球団の許可が前提で、その去就は未知数と言わざるを得ない。それを考えるとメジャーは、日本人選手以上に日本でプレーする外国人選手に注目しているといえるかもしれない。

■ベストメンバーの韓国は…

 同僚と電話で話をしていて、注目選手として名前がまったく出てこなかったのが韓国だ。

 聞けば、ほぼベストメンバーともいえるチーム編成で、選手の3分の1近くはまだ兵役を免除されていない。アジア大会は金メダル、五輪は銅メダル以上で兵役が免除されるというから、今大会にかけるモチベーションも高い。それでも、だれひとりとして名前が挙がらなかったのは、多少、レベルが落ちているのかどうか。

 さて、電話で話をしたくだんのスカウトは、どうやら本気で日本に行って選手を視察するつもりだったようだ。

 なんでも日本に親しいガールフレンドがいるらしい(笑い)。「たとえ球場に入れなくても、人脈を開拓してくる」とGMに出張許可をもらおうとしたものの、コロナ禍だしテレビ観戦で十分だろうとあっけなく却下されたそうだ。

メジャーリーグ覆面スカウト)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも