著者のコラム一覧
植月正章元アシックス営業本部長

1938(昭和13)年、鳥取県智頭町生まれ。57年オニツカ㈱入社、77年㈱アシックス推進部長、84年理事、88年取締役販売促進部長、93年常務取締役アスレチック事業本部長、99年専務取締役フットウエア営業本部長。2003年任期満了に伴い退任後、兵庫陸上競技協会会長、神戸市体育協会副会長、兵庫県体育協会副会長、神戸マラソン実行委員会会長、近畿陸上競技協会会長などを歴任。

<5>世界バレーの会場に向かう前、ユニバーシアードの学生たちにシューズを提供した

公開日: 更新日:

 問題はソフィアに届いている荷物だ。当時のブルガリア共和国は社会主義国。発送は東欧貿易に強い個人商社にお願いし、同社でブルガリア政府とスポーツ界にパイプを持つマダム・クルテバさんを紹介してもらった。貿易会社の社長や彼女の働きかけにより、難航した通関は、大会の3日前に無税となった。共産圏の国で数百足ものシューズが無税通関できたのは奇跡に近い。その条件は以下の3点だった。

①全商品は販売せず寄贈する。

②その3割はブルガリアのバレー協会へ寄贈する。

③残りの商品は各国のチームに寄贈し、受け取りのリストに全員のサインをもらって税関に提出する。

 通関手続きを済ませ、ブルガリアのバレー協会に荷物の3割を納めた。まずは男子の松平康隆監督に挨拶し、各国にシューズを配る許しを得た。それぞれの宿舎を回り、選手個々のサイズを聞き、シューズを提供。寄贈リストに監督のサインをもらった。

 男子チームの作業を2日で終え、荷物を積んだトラックで女子が決勝リーグを行うバルナへ向かった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相、病気を理由に辞任? 囁かれるショートリリーフは麻生指名で「茂木敏充」か

  2. 2

    阪神1位・森下翔太を英才教育 父親が明かす「マイホーム購入の判断も野球ありきでした」

  3. 3

    中傷動画疑惑めぐる高市首相「虚偽答弁」の“証拠”出た! 木下剛志秘書の「回答書」公開され万事休す

  4. 4

    阪神・森下翔太がファンから「態度悪い」と非難されるワケ…球宴中間投票セパ最多21万票なのになぜ

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    野村監督は事実上の“解任”だった 仮にCS突破で日本一になったとしても未来はなかった

  2. 7

    嵐活動終了で松本潤との「結婚待望論」再燃も…キッパリ否定の井上真央が送る“幸せシングルライフ”と結婚観

  3. 8

    「中傷動画」疑惑で高市首相またブチ切れ答弁連発し逃げ切り画策も…露呈した重大な“落とし穴”

  4. 9

    もはや誰が見ても一目瞭然 高市早苗はオツムも器も「首相失格」

  5. 10

    個人情報保護法“改悪”であなたの医療情報はAI開発にダダ漏れ デジタル大臣「氏名削除難しい」と詭弁で居直り