「2025年からは協会がツアー主催、冠料1大会4億円を協賛会社に請求」の構想に大会主催者が大困惑

公開日: 更新日:

人気の女子ツアーの裏で今何が起きているのか?(2)

 女子ツアー主催者が困惑する日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)からの、「2025年から公認競技廃止の条項を22年ツアー開催規定に盛り込むことに同意してサインして欲しい」と要求した事案。

 来季の大会開催エントリー締め切りの8月31日が近づいており、華やかな女子大会の裏で問題になっている。

「放映権の帰属をめぐってテレビ局、主催者とバトルを繰り広げてきましたが、JLPGAの思惑通りに事が運んでいない。そこで公認競技を廃止することで、25年から協会がツアーを主催することを狙ったわけです」(ツアー関係者)

 大会主催者には主催権を返上してもらい、25年から特別協賛会社になってもらう。そして大会冠料として4億円請求を目指しているという。

「それもザックリ4億円というだけで、明細は何も提示されていない。さらにプロアマをやりたいのなら開催しても構わない。テレビ中継も認めるが放映権料を払うことなどが盛り込まれるもようです。プロアマを開催したり、テレビ中継には別途費用がかかり冠企業の負担はさらに膨らむなどJLPGAから厳しい提案を突きつけられたと多くの主催者が困っています」(大会関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?