久保建英の右膝ケガ戦線離脱に森保代表監督それほど「ショックなし」といわれるワケ

公開日: 更新日:

「久保のことは評価しているが、代表での試合数やゴール数などを重要視するタイプの森保監督にとって、攻撃的な2列目の選手の中で久保の序列は高くないのです」

 確かに、森保監督は勢いのある若手を抜擢するのではなく、中堅以上のキャリアを優先する傾向が強い。

「現時点で2列目の先発メンバーに久保は含まれていません。まずMF右サイドはベルギーのMF伊東純也中国戦の1トップFW大迫勇也のゴールをアシストしたように右サイドを一気に突破して好クロスを放り込んでいく。左サイドは英国プレミアの名門リバプール所属のMF南野拓実が入る。トップ下はドイツのMF鎌田大地。W杯最終予選の9月ラウンドはやや出遅れたが、所属先のフランクフルトでも調子を上げている。久保のように単独で仕掛けて果敢にシュートを打ったりしないが、両サイドの選手やボランチの選手との連動性の妙で相手の守備網を崩し、フィニッシュに持ち込んでいく」(サッカー関係者)

 バルサ育ち、現所属レアル・マドリード東京五輪代表のエースということから知名度が高い久保だが、日本代表ではノーゴール。大事な局面で好アシストを決めたわけでもない。

 サウジアラビア戦を独占放送するDAZNとオーストラリア戦を放送する地上波・テレビ朝日は、久保の復帰を一日千秋の思いで待っているだろうが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々