中島啓太がアマ5人目ツアーV 日本男子プロはどれだけレベルが低いのか…評論家が一刀両断!

公開日: 更新日:

【パナソニックオープン】最終日

 どっちがプロなのか、わからないような結末だった。プロ14年目の永野竜太郎(33)が単独首位で迎えた最終18番パー3は、ティーショットを右に曲げてボールはガードバンカーの砂の中にズッポリ。極端な左足上がりのライからうまく脱出できず、グリーン手前の傾斜を転がり落ちて同じバンカーへ。それでも3打目を2メートルに寄せて1パットボギーに抑え、1組前でホールアウトしたアマチュア中島啓太(21)とのプレーオフになった。

 その1ホール目(18番)もツアー未勝利の永野はドタバタだった。

 ピン手前3メートルにつけた中島に対し、永野はグリーンをとらえられず手前花道。アプローチを2メートルにつけるもパーパットを外し、パーセーブの中島がツアー初優勝。倉本昌弘、石川遼松山英樹金谷拓実に次ぐアマ5人目の快挙だった。

 日本体育大学3年の中島は世界アマランク1位に立つ。2018年アジア競技大会優勝、21年日本アマ優勝。ツアーでは今年の「東建ホームメイトカップ」2位、昨年「三井住友VISA太平洋マスターズ」3位と好成績を残しており、すでにプロレベルの実力を持つ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり