著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

<1>「大地は代表では後発、絶対的ではない」父・幹雄さんの目線は極めて冷静

公開日: 更新日:

「W杯最終予選ってこんなに難しいんだね……」。今年9月2日のオマーン戦。土砂降りのパナソニックスタジアム吹田でまさかの敗戦を喫し、ガックリと肩を落とす長男・大地の姿を目の当たりにし、両親の幹雄・貴子夫妻は、涙雨に濡れながら帰路に就いた。「W杯はもちろん、最終予選を生観戦したのが初めて。中東勢の進化に脅威を感じました」と、かつて大阪体育大のサッカー部でプレーしていた父は現実の厳しさをしみじみと感じた。

 ◇  ◇  ◇

■昨季ドイツで5得点12アシスト

 森保日本で久保建英(マジョルカ)とトップ下を争っている鎌田大地が、日本代表デビューを飾ったのは2019年3月のコロンビア戦(日産スタジアム)。

 それまで年代別代表でさえ無縁だったので本人もビックリだった。最初は大迫勇也(神戸)が担う1トップで起用され、彼自身も「自分には難しい」と戸惑いをのぞかせていたが、トップ下でプレーし始めてから輝きを放つようになった。 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」