中日・与田監督は満点ドラフトと自画自賛…“超高校級”2人が二軍でくすぶるのに野手5人指名のナゼ

公開日: 更新日:

◆2021年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(10月11日)

 中日は「野手偏重ドラフト」を断行した。

 1位で大学球界屈指のスラッガー、上武大・ブライト健太を一本釣りすると、野手5人、投手1人の計6人を指名。与田監督は「長打力のある野手を揃えた。100点満点」と満足そうに振り返った。

【写真】この記事の関連写真を見る(19枚)

 今季は6位のDeNAと0.5ゲーム差の最下位争い。12球団ナンバーワンのチーム防御率3.25を誇る投手陣とは対照的に、チーム打率.239、388得点はリーグワースト。

 総得点はヤクルトに約200点もの差をつけられており、貧打の解消が最大の課題であることは確かだ。

「とはいえ、ですよ。野手5人のうち2人は高校生で、即戦力の大学生3人はいずれも外野手。来年、その3人が戦力になってもポジションの問題が出てくるし、そもそも二軍にはともに超高校級と騒がれた高卒3年目の根尾、2年目の石川ら有望株がいる。石川は6月の二軍戦で骨折した左手の手術を受けて全治3カ月だから仕方がないとはいえ、根尾は完全に伸び悩んでいる。ポジションをたらい回しにされているのも原因のひとつだ。単に野手を多く指名すれば貧打が解決するわけじゃない。『理想的なドラフトができた』と自画自賛する前に、根尾や石川を一人前にするのが先決ですよ」(中日OB)

 もっともだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず