著者のコラム一覧
鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

テキサス州知事の「ワクチン強制禁止」政策に悩まされる大リーグ

公開日: 更新日:

ワクチンは安全かつ有効で、新型コロナウイルス感染症に対する最善の防御ではあるものの、接種は任意とすべきであり、決して強要してはならない」

 米テキサス州知事グレッグ・アボット氏が今月11日に出した知事令は、「ワクチン接種の義務化」を新型コロナウイルス感染症の感染拡大を抑止するための重要な対策とするバイデン政権の方針と正面から対立する。

 ジョー・バイデン大統領が民主党であり、アボットが共和党に所属していること、さらにアボットが前大統領ドナルド・トランプ流の過激な言動で知られ、2024年の大統領選挙で共和党の有力候補のひとりに挙げる声もあることを考えれば、両者の意見の相違は当然といえるだろう。

 しかも、アボット自身が今年8月に新型コロナウイルス感染症に罹患したにもかかわらず「ワクチン接種義務化反対」の方針を掲げているのだから、「反ワクチン」を唱える共和党支持者向けの人気取り政策は相当に強い信念に基づいていることになる。

 一面において民主党政権を揺さぶり、他面では共和党内での支持を固めようとするアボットの姿は、政治家同士の権力闘争で収まればよいものの、知事の一言が州内の企業や団体に与える影響は大きい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網