新庄は初任給で買ったグラブを引退まで使い続けた「これがダメになったら野球をやめる時」

公開日: 更新日:

 麦倉氏は故障が尾を引き、入団から5年間で現役生活を終えた。ゴルフ場開発会社に1年勤めた後、スポーツ用品メーカーの「デサント」に勤務。営業部で阪神担当になり、同時にすっかりスター選手になっていた新庄の窓口にもなった。

「使用する用具について相談に乗りました。とにかく物を大切にする。有名な話ですが、試合の時は阪神入団後の初任給で買ったグラブを引退まで使い続けていた。グラブをまるで自分の手のように扱っていて、『これがダメになったら野球をやめる時だ』と。本当に大事に、熱心にメンテナンスしていました。真面目な人間なんですよ」

 海も渡り現役17年間の苦楽を共にしたそのグラブは2011年に亡くなった父・英敏さん(享年70)の棺の中に納められた。監督に就任した2日後、トレードマークの赤色を基調にした新グラブをSNSで披露した新庄監督。新たな一ページが始まった。(この項おわり)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”

  4. 4

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  5. 5

    ホルムズ海峡封鎖で習近平指導部が高笑い 中国の石油備蓄量は日本の5倍超、いまだ一滴も放出せず

  1. 6

    高市首相「イヤイヤ集中審議」の一部始終…収まらないイライラ、官邸崩壊もチラつき深まる孤立

  2. 7

    田尾監督には感謝しかない 電撃解任の際は一緒に辞めるつもりだったけど…

  3. 8

    故・中山美穂さんの遺産めぐる「相続トラブル」報道の実相…ひとり息子の相続放棄で、確執の実母に権利移行か

  4. 9

    ボクシング元世界王者・内藤大助さんは昨年ジム開設「ジィちゃんバァちゃんも大歓迎」

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希がまたも背信投球…指揮官まで「物足りなさ」指摘でローテ降格カウントダウン