中田翔「無償トレード」の真相は原監督“救いの手”とは真逆! 日ハムには開幕前に打診済み

公開日: 更新日:

 事件が起きたのは8月4日、エキシビションマッチ(対DeNA)の試合開始前。中田が日本ハムの同僚選手に暴力をふるったのだ。11日に事件が公表され、中田は一、二軍すべての試合で出場停止処分に。出場停止選手として公示された。前出のチーム関係者がこう言った。

「この一件によって、中田のトレード話が再び動き出したのです。なにしろ周囲では、中田はもう、野球を続けられないかもしれないという声が上がっていたほど。放出に反対していた日本ハムの親会社も、さすがにゴーサインを出さざるを得なかったのでしょう。原監督にしても、中田は依然として欲しいピースではあった。前半戦は阪神の独走状態でしたけど、6月後半から巨人が猛追。8月のセの優勝争いはヤクルトも含めた三つ巴の様相を呈していた。勝負強い中田が戦力として加われば、混戦を抜け出せるとソロバンをはじいたのですよ。暴力事件を起こした選手なのに本当に引き取ってくれるのかと、日本ハムサイドは何度か念を押してきたそうですが、結局、受け入れたわけですからね」

 中田が同僚に暴力をふるったのは、巨人が切った期限ギリギリのタイミング。仮に中田が事件を起こさなければ、巨人への無償トレードは実現しなかった。中田を出したくても出せなかった日本ハムにとっては、まさに渡りに船の暴力事件だったことになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?