全国男子駅伝中止は妥当な判断…大ピンチ!3.6開催の東京マラソン“再々延期”か

公開日: 更新日:

 賢明な判断だ。

 日本陸連は12日、今月23日に広島で開催される予定だった全国都道府県対抗男子駅伝競走大会の中止を発表した。広島県内では今年に入り、新型コロナの感染が急激に拡大。12日の新規感染者は652人と確認された。

 今大会はコロナ禍により、2年連続で中止となったが、女子の大会は16日(京都)に開催予定だ。

 公道で行われる駅伝やマラソンは沿道の応援が問題になる。東京五輪のマラソンや正月の箱根駅伝を見てもわかるように、コロナ感染の拡大防止のため観戦自粛が呼びかけられても、多くの人が集まり密になる。

 オミクロン株は流行の第5波を引き起こしたデルタ株に比べ、重症化リスクは低いとされているものの、感染力は2~4倍といわれている。これまでの感染対策で防御できていた人も、ウイルスが体内に侵入する可能性が高い。

 そんな状況に不安を抱えているのが、東京マラソンの参加者だろう。2020年は新型コロナの影響により、一般参加者は走れず、エリートと車いすエリートのみの開催だった。昨年もコロナ禍が収束せず、3月から10月に開催が延期されたが、東京都に発令された緊急事態宣言の延長により、今年3月6日に再延期された(今年の大会は東京マラソン2021となる)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ