森保J「最終兵器」前田大然の壁は…“イツメン”重視の指揮官に起用する根性あるかどうか

公開日: 更新日:

 W杯カタール大会アジア最終予選に臨むサッカー日本代表は27日に中国、2月1日にサウジアラビア(いずれも埼玉スタジアム)と対戦する。

 前日の26日は、FW前田大然(24=セルティック)がオンライン取材に応じた。昨年末に横浜からスコットランドのセルティックに移籍。17日のハイバーニアン戦でデビューすると、開始4分でいきなり初ゴールをマークした。

 最終予選6試合で5得点の得点力不足にあえぐ日本の救世主になり得る存在。森保監督も「期待はゴール」と口にする。

 代表では昨年11月の2試合でベンチ外の憂き目にあったが、前田は「もちろんゴールを取らないと試合に勝てない。セルティックの結果というか、マリノスの結果を見てもらっていると思う。でも、それ以上にチームが勝つことが大事」とフォア・ザ・チームを強調した。

 サッカー関係者がこう言う。

「現セルティックのポステコグルー監督は昨年6月まで横浜で監督を務めており、前田とは旧知の仲。練習メニューはほぼ同じで、もともと在籍していたFW古橋、同時期に移籍したMF井手口、MF旗手と日本人選手も多く、新天地でもリラックスできる環境が整っている。かつて在籍したポルトガルのマリティモ時代は、ポルトガル語が全く分からないのに通訳がおらず、とてもサッカーどころではなかったそうです。セルティックには通訳がいるし、英語ならある程度は理解できるから、ピッチ上でのコミュニケーションも問題なさそう。2度目の海外挑戦といっても雲泥の差です。移籍したばかりでも調子がいいのは、こんな環境によるところが大きい」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」