日ハム3年目・宮田輝星ってダレだ? 武井壮に「補習」志願、新庄監督も脚力絶賛!

公開日: 更新日:

 前日に日本ハムの一軍を教えた陸上十種競技元日本王者でタレントの武井壮(48)が、3日は二軍を指導した。

 体の使い方を理論的にレクチャー、普段の歩き方から改善を促す講義は、選手からの大きな拍手で幕を閉じた。

【写真】この記事の関連写真を見る(24枚)

 すると、真っ先に武井の元へ駆け寄ったのがプロ3年目の外野手・宮田輝星(24)。「補習」を申し込んだのだ。球団OBが言う。

「宮田は良くも悪くもノンビリした性格。自分からそんなことをする選手じゃないと思っていたんですけどね。新庄監督によって意識が変わってきたのかもしれません」

■2019年育成1位、武器は走力

 出水中央(鹿児島)、福岡大を経て2019年育成ドラフト1位で日本ハムに入団。プロ2年目の昨年8月に支配下登録され、主に代走で5試合に出場。そこで2盗塁を決めたように、一番の武器は走力だ。

 この日行われた20メートル走は2.80秒。これは中学時代に100、200メートル走で“サニブラウンに勝った男”として知られる五十幡亮汰(23)に次いで、球団内で2番目に速いタイムだった。

いち早く見いだしたのは林ヘッドコーチ

 その脚力に新庄監督も目を付けている。昨年の秋季キャンプでは走塁を指導。12月にはインスタグラムの中で宮田を取り上げ「キャンプの時の走り方とはまったく違う力みなしの走りに変わって素晴らしい」と賛辞を送り、今キャンプ初日の走塁練習でも高く評価していた。

「足だけで十分に戦力になる上、肩が強くて守備もうまい。新庄監督が掲げる『ノーヒットで点を取り、守り勝つ野球』にマッチしているし、代走や守備固めとして開幕早々にベンチ入りする可能性は十分ある。レギュラーを掴むための課題は打撃ですが、スイッチヒッターとして左はまだまだですけど、右はパワーが出てきています。伸びしろが感じられるので、大きく化けるかもしれません」(前出のOB)

 この宮田に注目しているのは新庄監督だけではない。林孝哉ヘッドコーチは昨年まで九州地区担当スカウト。大学時代の通算打率が.227に過ぎなかった宮田の素質をいち早く見いだしたのは林ヘッドだったのだ。

 宮田が「横一線」から飛び出す可能性は十分ある──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々