巨人OB上原浩治氏の直撃に原監督「今年も厳しい」弱気発言の意味…秦真司氏はこう読む

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 元巨人の上原浩治氏(46)が27日、TBS系「サンデーモーニング」に出演。古巣・巨人のキャンプ地を訪れた際に原辰徳監督(63)を直撃した様子を放送した。

 上原氏が「今年のジャイアンツはどうですか?」と聞くと、「いやいや厳しいでしょう。昨年だって最下位チームがあれだけの日本シリーズをやってヤクルトが勝った。(セ6球団の力は)かなり拮抗している」と答えた。これには上原氏も「ちょっとびっくり。常に前向きな方なので、あんなに『厳しいでしょう』という言葉が出るとは思わなかった」と驚いた様子。原監督はさらにこうも言った。

■「勇人だって1番かどうか」

「主力メンバーは固まっている? いや、争わせている。昨年の成績で胸を張って12球団のポジション別で1番か2番の人っている?いたとしても1人くらい。勇人(坂本)と岡本(和真)? 勇人だって1番かどうか。和真は1番か2番だけど、他の選手はだいたい10、11、12番目。主力は年齢がいっている。若手とベテランがうまく噛み合えばいくとは思うけど」

 今キャンプは投手では、堀田、山崎伊、直江、赤星、野手では中山らの若手が台頭。ただ、これまでの原監督なら、実績ゼロの若手をアテにすることはなかったはずだ。

広岡、八百板ら働き盛りが故障離脱

 第2次原政権の2012年から19年まで巨人でバッテリーコーチなどを務めた野球解説者の秦真司氏がこう言う。

「原監督の発言は確かに“らしく”ありません。2年連続9勝の戸郷と11勝の高橋といった実績のある期待の若手が、早くも開幕投手争いから脱落したことが物足りないのでしょう。テレビで上原氏も言っていましたが、実績のない若手は未知数です。同じ若手でも戸郷、高橋はホップからステップの段階。今村、畠、桜井といった27、28歳あたりの中堅どころが出てこないと戦力の底上げはできません。野手では大城、吉川、松原といったステップの段階の選手たちがレギュラーとして引っ張っていかないと巨人は苦しい。そういう意味では、広岡、八百板といった働き盛りが故障で離脱してしまったのは痛い。昨年は30代の主力に依存し過ぎて終盤に大失速しました。それが、開幕投手はエースの菅野に決まり、最も目立っているのは中田です。丸も状態は良さそうで、結局、今年も主力頼みになりそうなのも、原監督の発言につながっているのかもしれません」

 この日のDeNAとのオープン戦は、四回に絶好調の中田がロメロから大飛球の先制中犠飛をマークした。続く打席では、エスコバーの152キロの直球をレフト線へ二塁打。これで対外試合5戦連続安打で11打数5安打、打率を.455とした。原監督は「いい形でキャンプ地を後にできるね」と目を細めたものの、戸郷ら本当にアテにしていた選手が出てこない──。原監督の突き放したようなコメントは、苦しいチームの内情を表している。

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