著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

変わらない、変えられない日本男子ツアーの限界…人気低迷とスポンサー離れどこまで続く?

公開日: 更新日:

 だがフタを開けてみれば青木会長とシンパの面々は再選。主だった執行部は何も変わらず、これまで通りに青木体制を支えていくことになる。

 選手会が執行部に不満があっても、結局ほとんど変わらなかったことになる。

 若い選手が活躍して注目を集める女子ツアーに比べて、男子ツアーはどん底ともいえ、今こそ立て直しが急務であるはずなのに、選手にも危機意識が薄い。

 日本のプロゴルフ組織は、男女ともにプロゴルファーがトップに立っている。ゴルフ界を変えて、発展させるにはビジネスセンスのある有能なトップを招聘しないかぎり、この先、何百年たっても変わらない。

「JGTOは旧態依然の仕組みを解体し、優秀な人材を幅広く募って再出発しないと、いずれ消滅しかねない。もう能力のないプロゴルファーが運営する時代ではない」(ツアー関係者)

 青木会長のこれから始まる4期目2年は男子ツアーのジリ貧に拍車をかけることになりかねない。

(ゴルフジャーナリスト・宮崎紘一)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々