中日・石川昂弥はプロ初本塁打が決勝弾! 打撃コーチの指導に堂々「NO」の強心臓

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 待望の一発だ。

 昨5日、中日石川昂弥(20)が決勝点となるプロ初本塁打を放った。同点の八回。ヤクルトの中継ぎ清水の直球を振り抜くと、打球は左翼スタンドに飛び込んだ。

 東邦高から2019年ドラフト1位で入団。将来の主砲として期待は高かったが、相次ぐケガに見舞われ昨季は一軍出場ゼロだった。

 そんな石川を徹底指導したのが、昨秋から就任した中村紀洋打撃コーチだ。下半身よりも腕の振りを重視するバッティングを伝授。二人三脚で打撃向上に取り組んできたが、石川は開幕直前に「中村コーチの打法は自分に合わない」と、元のフォームに戻した経緯がある。

「中村コーチは立浪監督が自ら招聘した人物。たとえ指導法が合わなくても、『従わないと監督に嫌われるかも』と泣く泣く我慢するケースも球界では珍しくない。それをロクな実績もない高卒3年目が堂々と断ったのだから、大したもの。それを受け入れた中村コーチはもちろん、そんな石川を開幕から起用し続けている立浪監督も懐が深い」(中日OB)

 石川は開幕から主に「7番・三塁」として全試合に出場中。ヒーローインタビューでは「使ってくれている立浪監督や色々な方に感謝しかないです」と話した。

 5日現在、打率.152。この1本が覚醒の契機となるか。

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