西武・森がマスクに“八つ当たり”指骨折の大失態 「捕手としての所作」の欠落を名球会OB指摘

公開日: 更新日:

「ひと昔前なら罰金ですよ」とは、通算2081安打の西武OBの評論家・山崎裕之氏。

 2日のロッテ戦でベンチで大暴れし、右手人さし指を骨折した西武の森友哉(26)のことだ。

 森は八回の守備から交代した後、ロッカールームで捕手マスクを投げつけ故障。全治2カ月の大ケガで翌3日に二軍落ちした。辻監督が「チームとして許されることではない。アイツ自身が野球観をしっかり変えて、またチームのために泥だらけになってやってくれることを望むだけ」と激怒したのも当然だろう。

 冒頭の山崎氏が言う。

「私が現役の頃はベンチ裏に湯飲み茶碗が置いてあり、ムシャクシャした選手たちが投げつけていた。私は『あ~、やっているな』と遠目から見ているタイプでしたが。レギュラー捕手である以上、無責任な行動です」

 森は不動の正捕手であり、今季も開幕から8戦連続で先発出場。山川が右太ももの肉離れで離脱すると、代役として4番に座った。その一方で、昨季の6失策はパ・リーグの捕手で最多。守備面の課題は少なくない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々