ロッテ松川虎生には大人を骨抜きにする「愛され力」が! 朗希も信頼するルーキーの“裏の顔”

公開日: 更新日:

松川虎生(ロッテ 捕手・18歳・市立和歌山)

「どっしりとベンチの一番良いところに座っていました」

 先月25日の開幕戦、勝利を手にしたロッテの井口監督はこう言って笑った。ベンチの上座に堂々と陣取ったルーキーは、史上3人目となる高卒新人スタメンマスクをかぶると、好リードで完封勝ちに貢献。160キロ台を連発する佐々木朗希の球も難なく受けている。佐々木朗希が10日に達成した完全試合でもマスクをかぶった。

【写真】この記事の関連写真を見る(19枚)

 登板直前に不安を吐露した2歳年上の“令和の怪物”に「全然大丈夫っしょ」と言うなど、肝の据わり方は今年のルーキーではピカイチ。ふてぶてしさをプラスに変換させているのは、大人からの「愛され力」だ。

 市立和歌山の半田真一監督が言う。

「(中高でバッテリーを組んでいた)小園(健太=DeNA1位)は頭が良くて要領も良く、無駄なことをしないタイプ。一方で、松川は勉強は苦手でさっぱりでしたけど、先生方からはなぜか愛されていた」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々