角界初の東大力士・須山が土俵デビュー 「3年で幕下」明言もどこまで出世できるのか

公開日: 更新日:

 上々の滑り出しだ。

 10日、角界初の東大出身力士・須山(25)が前相撲に登場。16歳の相手を難なく下し、土俵デビューを飾った。

 須山は中学時代は野球部に所属し、高校は帰宅部。現役で東大合格とはならず、慶大で2年間の仮面浪人を経て、リベンジを果たした努力家だ。相撲を始めたのも東大入学後。1年時は金髪で土俵に上がるなど、異色の力士だったという。

 もちろん、大相撲では学歴は何の役にも立たないが、最高学府からプロの相撲取りという経歴に注目が集まっているのも確かだ。「3年で幕下まで上がる」とは須山自身の弁。しかし、大学まで無縁だった相撲で本当に上位を目指せるのか。

 ある角界OBは「前例はある」とこう続ける。

「時津風親方として協会理事長まで上り詰めた、元大関の豊山さんです。あの人も東農大に入学するまで相撲は未経験だった遅咲き。それでも大学4年時には学生横綱になり、双葉山の弟子として大関に昇進した。もっとも、豊山さんはもともと運動神経が抜群。他の競技でも十分活躍できたのに、あえて相撲を選んだ。そこは須山とは比較になりませんが……」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発